ビジュアルの変化『今森光彦昆虫記』:日本の科学読み物について⑩

うわ〜! こんなのでたのかぁ、と正直おもったのが『今森光彦昆虫記』1988でした。

昆虫記 (写真記シリーズ)

昆虫記 (写真記シリーズ)

写真に語らせるというように圧倒的な写真を組み合わせながら、羅列にならず、動画とも違い、一瞬一瞬を切り取って見せてくれました。
カメラの機能の向上や撮影の工夫もあるんでしょうね。
この傾向はさらに進み、ミクロにまたは実物大になどが出ています。
ビジュアルは、いろいろな可能性が大きいですが、地味な挿絵しかなかった『卵のひみつ』1950でも神秘は伝わりました。単に写真の機能に頼ったら、袋小路に入りそうなきもします。