子どもたちが大好きな恐竜の不思議『恐竜はどうくらしていたか』:日本の科学読み物について⑧

恐竜は、なんといっても売れ筋商品。でも、その中で、「え〜、そうなの!?」と私が度肝を抜かれたのがこの本

「恐竜はだれもみたことが無い!」という当たり前のこと、だからわからないことがいっぱいあること。化石からの再現でも、いろいろな説があること、骨では色がわからないけど、色のつけ方でイメージが変わること、などなどを読んで、目からウロコのおもいがしました。もっともらしく描いてある恐竜図鑑に警戒するようになったのはこれ以来です。オルニトミムスとアパトサウルスを同じ大きさで描くような図鑑は要注意!!
科学の本の書き手は専門家であることが望ましいですが、専門家でない著者が、非常な好奇心で、専門家に学びながら描いて成功する例だと思います。
「そうなんだ」「こんなこともある」とワクワク感が伝わってきて楽しいです。