十字軍入手

明日が発売日ですが、発売日のチョイ前は売ってるはず、とあたりをつけて本屋に行き、手にいれました。

絵で見る十字軍物語

絵で見る十字軍物語

とりあえずは序章です。ドレの版画をベースに十字軍概要のレクチャーをしてもらった感じです。元旦広告から待ってたのでうれしいですが、やはり、活字人間のわたしとしては9月17日販売の本編発売が待ち遠しいです。聖戦の名の下に、殺して殺して殺しまくりの十字軍。なんとなく、行進していくせいかレミング集団自殺のイメージに重なります。でも、それこそ、剣の戦いの世界。残酷のようでも、自分の手を血で汚す戦いのほうが、どっかでボタン押して、一瞬で何万人も殺す近代戦よりマトモなのかもしれません。
それにしても、なぜ、本当に、こんな戦いがスタートしたのでしょう。
ジーンズの少年十字軍〈上〉 (岩波少年文庫)

ジーンズの少年十字軍〈上〉 (岩波少年文庫)

では、子どもたちが、エルサレムについたら、城壁が崩れて、異教徒はみんな逃げていく、と素朴に信じて行軍していく様子が書かれてましたが、マジでそんな感じだったのかも。死が身近で、苦しい日常からのがれ、ちょっとした祝祭気分? 神が望むのだから、何してもいいという万能気分? でも、これって、ひょっとすると、今も戦争やアキバ事件などたががはずれた行動の時にあるものかも。十字軍も、現代とは無縁でない気がします。