なぜ間違えたくないのか?

震災から1年3ケ月。大阪の通り魔事件もあり、なんだか暗い気分が社会にある気がします。
そんな中、最近、ちょっと気になるのは、間違いを認めようとしない利用者です。ぶっちゃけ、人間なんだから、間違いがあるのって当然だと思いませんか? 例えば返却日を間違えて遅れたりとかね。
いちおうルールがあるので、こちらも何かあれば注意しないわけにはいかないのですが、その注意に、激しいリアクションがある場合があって、ドキっとしてしまいます。つまり、「自分は間違えたりしない。間違えてたなら、そのルールの告知の仕方が悪い。間違いを注意された自分は、不当な被害を受けた。」的な反応です。こちらも、口調はおだやかに、相手の気分を損ねないように注意するよう心がけてるつもりなんですが、ひょっとして、今の社会が「絶対間違うな!」と絶えず人を緊張させているんでしょうか? 「これは、本当は○○なので、次回からそうしていただけませんか?」「そうなんですか、気付きませんでした、じゃ、次回からそうします。」でOKで、それ以上でもそれ以下でもないんです。
でも「それはどこに書いてある?」「△△にかいてあるのですが」「確かに書いてあったが、あんな小さな字では誰も読めない。図書館はいいかげんだ。」云々、みたいになってくる場合もあります。本当に責めているのではなく、本来のルールはこうです、と説明したいだけなのですが、なかなか難しいものですね。