関東地方で気付いたHPで見るハンディキャップサービス①

なんとなく予想していましたが、ハンディキャップサービスの案内が丁寧なのは東京・埼玉・千葉・神奈川に多くありました。予想外だったのは三多摩より23区の方が詳しい案内のある館が多かったことです。ちょっとショックだったのは栃木に指定管理の館が多かった事。これからさらに、全国を見ていくと、そうした傾向は他にも見られそうでちょっと不安です。そして、県立の案内がていねいなところは、県下もていねいなところが多い気がします。
同様に、トップから情報がわかる館は、サービスが充実してる場合が多い、というのも傾向としてあります。トップでない場合は、「利用案内」から入れるケースが多く、「各種サービス」から入れるケースがそれに続きます。「利用案内」→「各種サービス」→「障害者サービス」と入れ子のようになっているケースもよく見ました。
チェックをしていてちょっと混乱したのが「宅配」です。
①職員が自宅に届ける。 ②ボランティアが自宅に届ける。 ③業者(宅配もしくは郵パック)で届ける。 のパターンがあり、②と③は違わない? また、③の場合と郵送サービスの区別がちょっと見えなくなってしまったしだいです。
市域が広い場合でしょうか、有料宅配(健常者)やコンビニ受取りというサービスも見受けられます。財政難を感じたのは、障害のある方に対しても「片道だけ無料」群馬県立図書館や人数制限有の足立区立図書館の事例です。
財政難の反映か、ボランティアを募集しているところはよく見ましたが、こちらは予想以上に、障害者サービスのためのボランティアより、よみきかせボランティア、書架整理ボランティアなどの方がむしろ多くみられました。ボランティアの内容が最も多彩だったのが茨城県城里町立桂図書館。カウンターや蔵書点検まで募集して、ここって職員いるの? と驚きましたが、茨城県立でも清掃ボランティアまで募集していました。図書館のやるべきことって何なのかをかんがえさせられます。 それでは、各チェック項目に沿って、気付いた事をまとめます。