地震と図書館

地震と図書館、といっても、そこが直営か? 委託か? また、職員が正職員か? 非常勤か? でやることが変わります。今回、それを実感しました。東北のようなケタ違いとなると、また変わるのかもしれませんが、家はあるけど、ライフラインがズタズタ! 道路もグニャグニャ、というケースで、まず
委託していた「図書サービスコーナー」とりあえずの営業停止です。これは建物事態が2ケ所とも損傷が激しく、倒壊の危険がある状態があるためでもあります。そして「職員」実は、直後は、意外に召集がかかりません。もちろん当日は、避難所にどんどん駆り出されていったのですが、その後、数日は、被害の全貌を把握して、優先順位がつくまで、避難所応援がややある程度でした。館内の被害もかなりあったのですが、バックスペースだったので、それなら避難所も兼ねて開館をと調整を図ったのですが(5日目と6日目午前開館)、6日目の昼、大きな余震もあり、市がついに本格的に始動。職員は、まず市の職員として走り出した感じです。
ここで残ったのが、非常勤職員。職員が、ほとんどで払った中、ブックポスト回収、本の整理、雑誌や本の受け入れなどを、待機職員の指揮のもとに主流になってやっているのが非常勤です。図書館員が避難所の子どもたちによみきかせ、というニュースもありますが、当市の状況を見ていると、そういう段階ではありません。ライフラインがとりあえず機能するまでは、全部棚上げです。「いつから開館?」という問い合わせは多いのですが、幸い、割合ご理解いただけて助かっています、「長く読めてうれしいですよ。ワハハ!」と明るい対応をしていただくと本当にほっとしますね。